暑中見舞いの贈り物と挨拶状

夏になると、お中元・暑中見舞い・残暑見舞いとありますが、みなさんは暑中見舞いに贈り物をされるのでしょうか?
まず、お中元は7月の初旬から中旬にかけて、旧暦のお盆の行事として行われています。暑中見舞いはというと、大暑から立秋までの期間、そして残暑見舞いは立秋以降に贈るのが習わしになっています。
これら3つの違いは、単に贈る時期が違うだけともいえるので、暑中見舞いとして贈り物をすることは全く問題ありません。
ただし、お中元・暑中見舞い・残暑見舞いと同じ相手に3回も贈り物をする必要はなく、夏の季節の挨拶として1度は贈り物をし、あとは挨拶状を書くのがマナーとして良いでしょう。

 

暑中見舞いの贈り物としては、暑い時期ということもあるので、季節感のある食べ物、例えば涼しそうなゼリーや素麺、清涼飲料、ビールなどが喜ばれるかもしれません。また日常使う食用油や洗剤のギフトも人気のようです。
贈り物を用意したら、水引は紅白の蝶結びでのしをかけます。表書きを「暑中御見舞」とし、名前を入れます。

 

暑中見舞いの挨拶状の場合書き方は特に決まった形式はなく、季節の挨拶である「暑中お見舞い申し上げます」などの決まり文句のあとに、先方の安否をたずねる言葉、自身の近況を伝える言葉、先方の無事を祈る言葉と続き、最後に日付を書くのが一般的となっています。

 

暑中見舞いは、年賀状に比べると自由な表現が許されていて、冒頭の「暑中お見舞い申し上げます」など、暑さを見舞う趣旨を守れば、様々なお知らせを兼ねることもできます。例えば引っ越し、結婚、出産、子供の成長など、一度に多くの方に報告したい書状に使うことが出来ます。

 

また、年賀状と同じように、賞品が当たる夏限定のくじ付きはがき「かもめ〜る」が日本郵便から発売されていて、暑中見舞い・残暑見舞いどちらにも使うことができます。
「かもめ〜る」は、無地のものと、夏らしいイラストの絵入りがあって、絵入りには地方版もあるので、遠方の方に送る場合に喜ばれています。
インクジェット紙も販売されているので、年賀状と同じ様に自分で印刷することもできます。
「かもめ〜る」は現金やふるさと小包が当たるくじ付きとなっているので、賞品が当たる楽しみも届けることができます。